2021/01/18
看護学科 社会貢献

中学生の「総合的な学習の時間」受け入れをオンラインで実施

 2020年11月27日に、栃木県大田原市立の野崎中学校と親園中学校の2年生を対象とした「総合的な学習の時間」で、本学阿部幸恵看護学科長が、看護学や看護職について紹介しました。今年度はコロナ禍のために、オンラインでの受け入れ実施となりました。

 中学校の「総合的な学習の時間」は、生徒が横断的?総合的な課題学習をするものです。生徒が問題の解決や探究活動に主体的、協同的に取り組み、問題解決の方法やものの考え方、自己の生き方等を考えていくことがねらいです。この時間の学習のテーマは政治?経済?環境?文化?職業など多岐にわたり、学習方法も様々で、今回は両校とも「職業」がテーマでした。

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【栃木県大田原市立野崎中学校】


 野崎中学校は、同じ職業に関心のある数人のグループが専門学校や大学、企業等を訪問してインタビューをする方法で学んでおり、医療者?看護職者に関心のある3人の生徒たちは、当初9月に東京研修として直接本学の訪問を計画していましたが、コロナ禍のために延期となり、11月にZoomによるインタビューとなりました。


<阿部看護学科長のコメント>

 3人の生徒さんたちは、医療の仕事に就くために必要な能力?やりがい?大変なこと、看護師の仕事内容、看護学科で何をどのように学ぶのか、大学で学んだことは仕事以外でどんなことに役立つかなどインタビューの内容を事前にこちらに教えてくれていましたので、それに基づいて、スライドで説明した後、私自身の患者さんとの体験などを3人の生徒さんたちにお話ししたり、質問に答えたりしました。少人数でしたので、お一人おひとりの関心や疑問に合わせて対応することができました。
 その後の教員からのメールで、生徒たちが、自分の将来の生き方を積極的に考えていこうとする意欲を高めたと伝えて頂き、有意義な時間となったことを感じました。

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【栃木県大田原市立親園中学校】


 親園中学校には、2年生54名を対象として看護学?看護職について紹介しました。野崎中学校とは異なり、大勢の生徒に向けたものだったため、講義形式で行われました。

<阿部看護学科長のコメント>

 講義では、看護師の仕事の内容、看護師の働く場、チーム医療の重要性、看護の歴史とナイチンゲールの功績、看護の教育制度と大学での学びについて説明し、病棟看護師の仕事については動画で紹介しました。
 双方向型ではありませんでしたが、授業後に寄せられた教員の感想から、授業をきっかけに医療の仕事に就いてみたいと考える生徒がいたことや、医療職を進学希望としている生徒たちが目を輝かせてメモをとっていたこと、私の実体験からの話が看護の内容だけでなく人生観も変わるようなものであったことなどを知り、生徒たちが集中して学ぶことができたと感じています。
 また、生徒さんの感想では、医師や看護師を目指す気持ちが強くなった、患者さんと私の話が心に響き医療者に関心をもった等、嬉しいものも多くありました。

 両校の生徒さんたちの中で将来、本学に進む方が出てくるかもしれないという期待が膨らむような交流でした。

このニュースに関するお問い合わせ

188bet体育_188bet亚洲体育-在线*投注総務部 広報?社会連携推進課 03-3351-6141(代表)

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