「東京医大の研究」特設サイト
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「患者に優しい医療(低侵襲医療)」の実現に向けた研究活動

「患者に優しい医療(低侵襲医療)」
実現に向けた研究活動

09 免疫を制御するがん治療の開発基盤研究 Research

Research

免疫学分野 カラダに優しいがん免疫療法を目指す基盤研究

京都大学の本庶佑先生がノーベル医学生理学賞を受賞された『免疫チェックポイント阻害療法』も、日本で薬が使われ始めてから8年が経過し、第4のがん標準治療として定着しました。一方、この間に新たな阻害抗体も開発され、併用療法も開始されています。しかし、詳しい作用機序はおろか、投与量すら明確な答えはありません。当分野では、超解像顕微鏡を応用した分子を"観る"ミクロな視点からその謎に迫りました(令和5年度熊本大学学長賞および肺癌学会奨励賞を受賞しました)。同時に、次世代の抗体医薬『二重特異性抗体療法』や『キメラ抗原受容体T(CAR-T)細胞療法』の合わせ技など、点滴で治せる「患者さんに優しいがん治療」の開発に貢献する基礎研究を行っています。

【分野HP】
188bet体育_188bet亚洲体育-在线*投注 免疫学分野
【研究実績に関する主な論文】
2023年6月6日 2021年5月14日  
2012年6月4日

糖尿病?代謝?内分泌内科学分野 免疫チェックポイント阻害薬による
内分泌障害予測マーカーを目指したH L A検査による個別化医療の研究

免疫チェックポイント阻害薬の登場によって、一部の癌に対する治療成績は大きく改善するようになりました。一方で、1型糖尿病、破壊性甲状腺炎、下垂体機能低下症など治療に伴った内分泌疾患の副作用も多く報告されています。現在は、重篤な内分泌障害の副作用を予測するマーカーとして有効性が確立されたものはありません。当分野では、血液から患者さんのHLA (ヒト白血球抗原)という免疫細胞にある型を調べることが、免疫チェックポイント阻害薬が引き起こす内分泌障害を事前に予測するマーカーとなり得ると考えており、症例の蓄積を行っています。今後、個別化医療のための臨床応用が期待されています。

【分野HP】
188bet体育_188bet亚洲体育-在线*投注 糖尿病?代謝?内分泌内科学分野
【研究実績に関する主な論文】
2023年5月13日